ロードス島戦記〜アラニア興亡史〜
その57
「馬車はあっちですよ」
何時でも行けるようにルートは押さえていた
「怨まれてるのでしょうね……」
覚悟は決めたが、なにを話せはいいのかわかってはいないようだった
「でも……愛していなければ、そこまで感情を表に出せませんよ」
その瞬間二人が道を急ぐ様を見下ろす影があったのだが二人にはわからなかった。
まあわかってもわからなくても状況が変る事では無いのだけどね。この時の敵の大ボスみたいな人だから