ロードス島戦記〜アラニア興亡史〜
その75
問題はその事が受理される前に王都に知られる事だった
「私がターバへの使者になります、ニース様は理解して下さいましょう」
セリスは恭しく頭を下げた。
セリス王子は少しこの結果を惜しんだ、ランベルほどの男をむざむざ在野に放ってしまったのだから、だが彼の心は揺るがなかった
「ロードスを見て回ろうと思います、世界を知らなければいけないと痛感したので……」
第1話はここまでだけどね、このあと行方知れずのセリス王子が手柄をたてて帰国……スカーツ女男爵領のマーファ神殿への譲渡を吹き飛ばす勢いで国内はその話題で染まる事になるわけでラスター公爵サイドとしては目的は達したのかな?ってくらいですね。