ロードス島戦記〜アラニア興亡史〜


その100


「どうする気なの」
 昔から王位継承権一位はルドルフなのだ
「ここにいるのは……あの人には良くないと思うの」
 最近では自力でたち上がる事も出来ないほどに衰弱していると言うことはリルティスも聞いていた
「セリス王子が帰って来たじゃない? もういいかな?って……」
 セシリアの言葉は振るえていた
「それは……」
 セリス王子の帰還によって国内の乱れは一掃されようとしている、叔父の介入にも歯止めがかかりそうでもある



 これを言う為にターバに行こうって話しを持ち込んでいたのですねぇ