ロードス島戦記〜アラニア興亡史〜


その124


 スカートを彩る赤が血の色だと気が付いていくのは
「あ……」
 もうその場にいる総てであったかもしれない
「リルティス……」
 光の焦点が合わないような状況でもセシリアは笑った
「…………」
 それは神に愛された姿であるかのように



 死ぬのはなんかわかってしまって……走馬灯の様にって本当なんだなぁとか思ってました