「協力感謝する!」
「いや、今度とも良しなに!」
 ゴーミンはゾンダー兵にペギーを引き渡すと、そのまま撤収したのだった。
「何事だ?」
「はっ! ヒスイ仮面様、何やら協力者らしく牝奴隷を譲渡されました!」
「ほほう……これは良い女だな! 本部に連れて行け!」
 本人の承諾なしに、全ては決定されていく。
「え……なんで……」
 ペギーには誰も聞いてなど居ないのだ。
 ここにいる彼女は、未来において全スーパー戦隊最初のヒロインではなく、黒十字軍によって牝奴隷にされた……一人のイーグル職員でしかなかった。