男が取り出したのは、よくある紙パックの牛乳だ。
「ほら、君が載っているよ」
「あ……キャサリン!」
アメリカでは年間に何位もの行方不明者が出る、それを見つけてもらうために牛乳パックにその情報がプリントされていたりする。
「これは、我が組織で販売している牛乳でね……中身も色々な所で作っているのだけど」