「は……はやく……知っていることを吐きなさいよぉ……」
「へへっ!! 酸っぱい匂いだなぁ〜♪ ……もっと良く嗅がせないと知ってることはいわないぜぇ?」
 SPDに配属された友子だが、与えられた仕事は容疑者の異星人を体で情報を引き出す任務であった。
《千恵子も今頃……》
 友子の脳裏に浮かぶのは同僚の千恵子。
 しかし、友子に千恵子を心配する余裕はなかった。
 なぜなら……