「申し訳なかったな、管理官殿」
 その詫びは、ザンギャックTVを運営するゴーミンからだった。
「いや、こちらとしては別にかまわんがTV局まで攻撃対象に入らなくて良かったよ」
「本当に申し訳ない、宇宙にいる一部の連中はまだ地球での状況が飲みこめていないらしく、旧皇家に対してまだ傅いているらしいので」
「いいよ、こっちは色々と実験出来たし、予算はスーパー戦隊が稼ぐ段取りだし」
「結婚は?」
「さあ、結婚式を挙げようが上げまいが、ミキという存在は現地徴用慰安婦で名誉市民みんなの物さ、独占欲を出したばっかりに損をするのは誰なのかね?」
 当日、その場に集まった名誉市民たちが代わる代わる式を挙げて、結果当日は20回の式が行われたのだった。
「どうせ、本当の愛を手に入れたわけじゃ無いのならどっちでも同じことだ」