「鬼か……長官ってば」
 地獄の訓練が今日もようやく終わり、さやかはなんとか宿舎に帰還出来た。
「今日も怪我人多数……いったい、最後には何人になってるのかしらね……」
 鬼気迫る勢いが長官の訓練にはあると思っている。
「それは、何かに追い立てられているのかしら? はたしてそれは何のためか?」
 さやかたちは何の手伝いをしてるか、それはいずれ解る事なのか……
「で、何をしているのかしら?」