やがて女の弱点を攻撃し続けていた三点ピアスが沈黙した。青い球体がイエローカラーの膜のようなモノに覆われている。
「ふぅ……」
 短い吐息を漏らしてハルカは瞑想を中断した。
 ブラウスの上から乳首ピアスを、指先でピンッと弾く。
 本来ならば、たったそれだけでも乳首が疼くはず――だがいまや完全に沈黙していた。