宇宙帝国ザンギャックの慰安婦奴隷だった過去が思い出された。
 この野球帽の少年に言われた通りかもしれない。
 涙がこぼれて落ちて行く……
「そうね……。ちょっと、トイレに行ってくるわね……」
 絶対服従したいという衝動がむらむらと沸いてくる。
 だが、ゆっくりと足を踏み出した瞬間――激しい尿意を催した。