「グルオオオッ!」
 ドピュルッ! ドブドブドブゥッ!
「んんっ……ふむぅっ……ごくごくっ……んふぅ❤」
 モモコは牡に媚び媚びの表情を浮かべてゾーラドグラーの肉棒をしゃぶり続けていた。すでに何度も口内射精され、穢れたザーメンを一滴残らずに飲み干している。
「へへへ、美味そうに飲みやがって!」
「見ろよ、このエロ顔」
「くひー、たまんねぇ!」
 両手はそれぞれ別の男のペニスを握り込まされ、シュッシュッと上下に扱いていた。
「グフフフ……」
 ゾーラドグラーは優越感に浸ったままで10個の目で見下ろし、ピンクマスクのご奉仕プレイを堪能していた。
「あなたは知ってるわ。エロインダベーちゃんに飼われている性奴隷……ええっと、モモコちゃんよね」
 アキャンバーがゆったりとした足取りで進んでくると、モモコも興味を引かれてフェラ奉仕を中断した。
「あなたは……、一体、なにを……?」
「こいつらは私の能力で、他者が心の内に眠らせた感情を解放させてあげたの。つまり性的に暴走してる男どもってわけね」
 アキャンバーが丁寧に説明してる最中、霞の両手は紐で縛られ、木の枝に括りつけられていた。
「いやっ、いやっ、いやぁぁぁああ~っ!」
 霞の悲鳴。
 興奮した男どもが霞に群がってゆく。
「ま、まさか……霞ちゃん! や、やめなさいっ!」
 モモコは思わず制止の叫びをあげる。
 せっかくゾーラドグラーや悪漢どもを自分の方に惹きつけていたというのに、目の前で霞が別の男たちに陵辱されるなど我慢できるものではない。

 だがモモコの声は、精神解放された男どもには届かない。
「安心していいわ。だって……モモコちゃんも輪姦されるんだもの♪」
 アキャンバーの眼光を浴びた悪漢たちがモモコから退く。
「イヤよ! そんなのっ!」
「あいつらは性的感情が暴走してる状態から元に戻るには、思う存分に性を発散してもらうことが必要なの。そのままだと……朝方にはみ~んな、死ぬわ」
「そ、そんな……っ!」
「愚かな地球人のためならば命を張る覚悟があるモモコちゃんなら、どうすればいいのか分かるわよねぇ?」

「や、やるわよっ! やればいいんでしょう!」
 モモコは決意の声を張り上げる。
 その途端、精神解放された男どもの視線が一斉にモモコを向く。
 ギラギラした肉欲の群れ。
(口や手もあるんだものっ! あたしの方からやれることはあるわっ!)
 モモコは気迫をもって睨み返すのだった――。