「もう……」
 濡れたTシャツが肌に張り付くのが、少し恥ずかしかった。
「どうしよう……」
 このままなら全裸でいるのと変わりがない。
 昼日向の往来を歩く勇気が持てない。
「変身さえ出来ていれば……」
 少なくても、こんな羞恥は感じなくて済むのにとモモコは思うのだった。