「ああ……み、見ない、でっ!」
スカートの中がぐっしょりと濡れそぼっている事実を、クラスメイトに知られてしまうのではないかと思うと、生きた心地がしなかった。
「せんせー、なんかモモコさんは気分が悪そうなので、保健室に連れて行きます」
元凶である不良グループのリーダーがそう宣言し、モモコを抱きかかえると、教室を後にするのだった。