「ひえっ、吸い込まれるぅ!?」
 アキラの声が聞こえると同時に、モモコの背中に当たっている車が、ギシギシと揺れる。
「え……ア、アキラ!」
 モモコがサイドミラー越しに視線をめぐらすと、仲間の置かれている現状を把握した。
 地帝獣カビラドグラーがまるで、掃除機の性能を数百倍に高めたような、強い吸引力の竜巻で、アキラをトンネル中へ吸い込もうとしていた。
「踏ん張れ!」
 宙に浮いたアキラを、タケルとケンタとハルカが必死に支えているのだ。
「く……っく! この……離して!」
 モモコはアングラー兵に抑え込まれたまま、身体を捩って抵抗する。
 だが腰の後ろで縛られた両手首の拘束は、少しも緩むことがなかった。それどころか、暴れるほどに車体に背中を押しつけられ、腕や肩の関節に痛みが走った。
(く……、あたし、また……)
 ブラウスとスパッツを半脱ぎにされて、乳房や股間部が剥き出しにされようとも、モモコは女戦士としての使命を放棄するつもりなど微塵もなかった。
「くっ……! う、あぅうう……!」
 ぐじゅぶっ!
 両足を大きく開いたモモコの秘裂に、いきり立った肉棒が突き立てられた。お腹の中を苦しめる圧迫感に、モモコは身体を震わせ、悲痛な声を上げてしまう。
「ひぁっ……くぅ、ふんっ! あ、あたしはまだ……負けたわけじゃないのよ……っ!」
「キエッヘヘヘヘ!」
 犯されても戦意を失わないモモコに、アングラー兵は嘲笑した。
「は、あうぅぅう!? ふあぁ、んふぅうぅっ……!」
 アングラー兵に腰を上下に蠢かされただけで、モモコは悩ましい嬌声を搾り取られる。
 ぐちゅぐちゅ……。
「んっ、くあ……ふあぅうぅ……」
 悪辣なことに、アングラー兵の生殖器はおぞましい血管が凹凸のように浮き上がった形をしている。それがちょうど、密着させられた膣襞に当たっているのだ。敏感な粘膜を責め嬲られるだけで切ない悦びが駆け抜ける。
「くあぁ……こ、こんなぁ! あ、んっ……んはぁぁぁんっ!」
 モモコは自分の快楽の弱さに涙する。
 パンパンパンッ!
 次第にアングラー兵のストロークが激しくなり、モモコは身を焼く疼きに翻弄されていた。
「あうぅぅ……はぅ、や……んぁぁ!」
 身動きが取れない身体をクネクネと捩り、恥ずかし気に嬌声を漏らす。
「ヒッヒッヒッ!」
 ぐちゅぅっ!
 アングラー兵が不気味な笑いを発したかと思うと、膣内に挿入されているペニスがぶくぶくっと膨張を始めた。
「え……っひ!? そんな……ま、まって……!」
 ドクドクッ、ドクンッ! ドビュルルルッ!
 モモコの擦れた否定の声も虚しく、膣内にザーメンが迸る。
「あっ、ひぃいぃぃ……熱ぅ……熱いぃ! いやぁ、こんなのぉ……んく……イクぅぅ❤」
 子宮に穢れた子種を注ぎ込まれ、モモコの肉体は加速度的に感度を増していった。
 ビクビクッ! ビクビクンッ!
 モモコの身体が小刻みに痙攣した。
 手と足の指が固く握りしめられ、開かれた口からぺろんっと赤い舌の先から唾液がこぼれていた。