「何はともあれ、出口を探さなきゃね……」
迷路に入ったら片手を壁につけたまま進むと聞いたことがあった。
「ようするに、ここはザンギャックの基地のひとつってことかしらね」
モモコの想像はある意味合ったっていた。
「ん?」
ここは……