ズズン……
 微弱な振動がアカデミア内に伝わって来る。
 一人残って、宇宙開発用の特殊スーツを製作に没頭していためぐみの集中力を阻害する振動だった。
「もう……」
 宇宙に研究に行けるメンバーは限られている、それは誰もが仲間でライバル。
 だけど、未来の為に頑張っているのだ。