「はるちゃん先生! おはよう!」
 翌朝、いち早く出勤したはるなは、職員室前の廊下で声をかけられる。
 いつの間にか真後ろに忍び寄っていたメガネ君のスケベな手が、はるなのタイトスカート越しにお尻をスルスルと触った。
「ひんっ!」
 唐突なセクハラ行為にも関わらず、はるなはほとんど抵抗しない。

「ちゃんとつけてきたようだね」
 メガネ君は囁きながら、はるなのタイトスカートの裾を掴み、ペロリっとめくった。
「ちょっとっ……!」
 下着を履いてないお尻の谷間から、ふさふさとした尻尾が生えていた。
 昨夜、押し入れで見つけられたアナルパール尻尾が、肛門に挿入されているのだ。
「よく似合ってるよ、はるちゃん先生」
 メガネ君が尻尾を揺り動かす。
 途端にアナルパールが連動し、直腸内はメラメラと燃え盛り、はるなの女体は火を吹くほどに発情していた。
「ああっ! こ、こんなっ……! やめて、ううう、んっ❤」
 ビクッビクッと背筋を仰け反らせる女教師。肌という肌から脂汗が浮き上がり、ブラウスを半透明に滲ませた。

「ちゃんとお爺ちゃんに話はつけておいたからね」
 学園の理事長は孫から『いま教育実習生である森川はるな先生は、数年前の僕を助けてくれたピンターボ本人なんだよ』と英雄譚を聞かされ、大いに感動したらしい。
 はるなが大学に在学中にもかかわらず、正式な教師になってほしいと打電されたのだ。

 夢見た教師への就職は喜ばしいが、身に覚えのないことまで設定に組みこまれた。
 アナルパール尻尾を付けて翌日より、実はジューマンとのハーフという触れ込みで教育実習をさせられるという展開になってしまったことは、はるな自身が度肝を抜く思いだ。

「あっ、そうそう……はるちゃん先生は、『映像研究部』の臨時顧問になってるから、放課後もよろしくね~」
 メガネ君の言い分に、顔面蒼白になるはるなであった――。