帰宅途中の竜がすれ違った無邪気に笑い合う子供達が、まさかついさっきまで香をレイプしてたとはつゆ知らずに。
(元気な子供達だな、香との間にもそう言う子供が欲しいものだ)
 なんて、のんきに考えていたのが、その子供たちの会話の中身と言えば……
「これ全部どうする?」
「捨てちゃう?」
「まさか、全部返すよ……持ってても仕方ないだろ?」
 無邪気とは程遠い会話をしながら竜に近づいて来ていたのだ、そう香の全部と竜の一部の服が入れられた紙袋だったのだ。
「そろそろ起きたかな、電話してみようぜ」
 プルルルルルルル……