「カーーーーーーート」
その言葉がかかるのにどれだけの時間が経ったであろうか。
「お色直しだぜ! 白無垢の花嫁さん」
どうやら、顔がカメラの怪人は監督もかねているらしかった。
「コプッ……」
何か言い返そうとした口からは、精液がこぼれて言葉にならなかった……
「あはは、感謝の言葉はいいぜ……ライスシャワーならぬザーメンシャワーでその花嫁衣裳は完成さ」
全身に浴びせられた汚液に鼻は麻痺するほどに臭かった。
「さて、お色直しして来い!」