ADは軽く台本を捲りながら彩に見せると……
「台本通りにやれば良いですから」
簡単そうに言ってくる。
「無理……無理よ……」
先ほどからピアスは振動されたままで、綾の快感を最高潮の状態まで高めては逝かせないで落とすというモードが全自動でくり返し彩の肉体を翻弄しているのだ。こんな状況で台本に目を落としたとしても冷静に読めるわけがない
「良い顔ですよ、凄くエロい」
こんなスタッフの誉め言葉は嬉しくない。