「ど、どうしたんだ?」
 桃の様子にようやく気が付いた兄は狼狽えるしかない。
「だ、誰か連れて来るか?」
「大丈夫ですか、丸尾中尉」
「ひあ……」
 助け舟を出す振りしながら更なる浣腸液を増量する整備員。