「ふう……気が付いたら大人なんだよなぁ……」
 駆けていく桃の揺れる尻を眺めながら、兄はそんな事を思う喧嘩ばかりしていた頃とは違う女として綺麗に成長した妹を普通には見れない自分を必死に押さえつけようとしていた。
「そこで丸尾さん、お話が……」
 ポンと肩が叩かれる。
「ああ、先ほどの先生じゃないですか、お話って?」
「実は……」
 さて、医官は何を兄に吹き込んだのか……それは後日の物語です!