「じゃあ、行ってくるねお兄ちゃん達!」
「おう、向こうでの勉強頑張れよ! 全ての人を救うためだからな!」
「無理しなくて良いぞぉ」
 記憶を取り戻したとはいえ、時折国際警察の備品室に呼ばれているマツリちゃんは、お兄ちゃん達に出かけると言い残して家を出る。