「そこをまくって腕を固定するんだ、ゴッ!」
「え?」
聞き覚えのある機械音だった。
「ほら、御主人様たちも帰って来てくださったんだよ、マツリちゃん」
ガクガクと膝が震えるのを押えられない……
「な、なんで……」