激しい熱と共に汗が噴き出し、後ろ手に縛られていたのにオレンジジャケットがはだける。
「まさか! もう既に!」
「出遅れたかぁ……ゴッ」
「はぁ❤……はぁ❤……はぁ❤……」
 何時の間にかマツリの身体が発する熱の意味を勘違いし始める。