「いったい……」
呼び出されて、直に貞操帯が外された。
「良い部屋だろ?」
街中にある一軒のアパート、その一家の角の部屋だった。
「この前、あの商店街の人間に提供された、この一棟丸々使っていいそうだ」
まだ続いていたのだ。
「なんで……」
「ここで、みんなでお前を使うって事だ、腸内調理という新しい試みも提案されてるしな……」
このアパートは、マツリに人間を辞めさせる為の拠点なのだ、しかもそれを提供しているのが幼いころから見知った人たちだという事がやりきれない気持ちにさせるのだった……