「じゃあ、病院行ってくるから!」
草太朗は牛尾君16号を獣医にみせるために出かけて行った。
「よろしくお任せください、詩織ちゃんと一緒に頑張ります!」
「ああ……草太朗さん」
最近、ずっと草太朗さんを思って涙を流す事ばかりな気がする、詩織は軽トラが見えなくなるまでその場を動かなかった。
「詩織ちゃんの所為で具合が悪くなったのにね」
きっ!と流石に睨みつける。
「冗談だよ、詩織ちゃん」