「あ、痛いわ、縛らなくても」
後ろ手で簡単に縛り上げられる。
「縛られてた方が、言い訳しやすいでしょ自分の意思じゃなかったって」
そんな事は思ってもいない、ましてや草太朗さんに知られたら全ては終わりなのだから
「何をしようと言うの?」
「へへへ……もう少しでわかりますよ」
畜舎の奥の方へとその状態で連れて行かれる。
「え、どこへ……」
足をよろめかせながら詩織は畜舎の中を進んでいく……