ジャカンジャ残党や他の戦隊からの要請で線上に出ている七海は、いつも深手を負う事がある……
 この日も深手の傷で、おぼろさんの指示で桂木ひかるの勤める病院に運ばれ病院長の診察を受けることになった。
「ひどい傷だが大丈夫だよ」
 優しい声で院長が七海を安心させる。
「そう……なの……」
「女の子だものな、傷なんか残せない」
 戦いの後に出来た傷跡は戦士ならば誇りだけど……
「乙女には残しちゃいけないものがある」
 院長は優しく、傷の処置をする……
「新薬がある、大丈夫全部綺麗に出来るから」
 その総てを信じた、何故ならここは、おぼろさんが推薦して、ひかるさんが勤めている病院だから……
「座薬?」
「そう、新薬だけど飲み薬や点滴じゃないんだ、これが身体に優しい投薬方法という事さ」
 にゅぷ……
 絶頂を何度も経験するほど、肉体は居のままにならず、七海が汗とそれ以外の液体でベッドを濡らしている間に……
「治った……」
 翌朝に、怪我は全て完治していた……