「ただいま〜」
少し前に七海は必死になって義父に頼んだ。
「もうすぐ海璃が帰ってきますから、服を着させてください……お義父さま」
「ほう、息子に儂に嬲られてるのを見られたくないというのじゃな?」
「はい……お願いします」
そう願う七海に
「まあ良いじゃろう」
「ありがとうございます、お義父さま」
「何を片付けてるの?」
海璃はすぐに七海が片付けようとしているダンボールを観逃さなかった。