ピピピピ……
「ひっ!」
夫の目覚ましが鳴り出した。
「うん……」
寝ぼけた状態で夫が一端目覚ましを止める。
「儂を満足させなければここから動かんぞぉ……どうする?」
「ああ……お義父さま、お願いします……ここでは、あの人が起きてしまいます……」
「満足しないようなバカ息子が大事か?」
ビクとも動かない杭が股間に打ち込まれたまま義父は余裕で七海を脅かす。
「全てです……」
「世界を守るスーパー戦隊のヒロインなのにか?」
ザンギャックのTVは、七海たちヒロインの隠したい全てを知らしめてしまっている……比べちゃいけない事なのに、悩む時間すら与えられない…… |