「おお、今日は自宅でロング調教!」
「ひゃっは!」
「おぬしらは?」
「お義父さま、素晴らしいものを見せて頂きました、昨晩は大感動です」
 ピアスコントローラーを手にした七海のファンを名乗る名誉市民が家に押し掛けて来ていた。
「鍵かかってなかったかの?」
「視聴者プレゼントで貰いました」
 戦隊ヒロインとして地球を守った戦士、さらにその側にいた女性たちにとって個人情報もプライベートももはやどこの世界の話というほどに守られることの無い事実だった。