「うめぇ!」
「これは素晴らしいぜ!」
 ステージの下から伸ばされた手に一人に一欠けらづつ、丁寧にチーズを排泄していく、今までと違い新しく混入された刺激物の影響でアナルを通過して外に出る瞬間まで麗に激痛をもたらすのだが、外気に触れた瞬間にそれは深みのある味へと変換し、もちろん食べた人たちには今までのチーズよりも至高の味に近づいたと思えるのだ。
「くっ……」
「うめぇ!」
「どんどん、食べてくれ! 足りなくなったら、また作らせれば良いのだからな」
 わぁと会場が湧く。
「ああ……」
「コンビニ販売前の試食にご協力感謝するぜ!」