「ミルク増産も計画中だ、という事で」
 ポチッとシステムが起動する
 ブオオオオオオオオオ、風が足元の金網を越えて噴きあがって来る。
「きゃぁ」
 そこから霧状に噴射された遺伝子のコアが風にのって勢いよく噴きあがりスカートを捲り上げた。
「ある意味実験だ、全部受けてくれるんだろ? まあ他の手段も用意してるから安心してくれ」