「「「わぁああああああああああああああああ!」」」
 何がそんなに嬉しいのか、会場は凄い熱気に溢れていた。
「さくらさん!」
 そして先に来て、もうすでにステージ上に居たのは、西堀さくら。
冒険チームのサブチーフであり、菜月の理想の女像そのものの人。
「さぁ皆さん、ごらんあれ!」
 菜月が来るのを待っていたかのように、さくらさんは服を脱ぎ始めた。
菜月は全裸でここに連れ出されたのに、さくらさんはチームジャケットを着ていたのだ。
「何をするんです!」
「私がザンギャックにどれほど心酔しているかを、会場の皆さんに理解していただきたい!」
 何を言い出しているのか、全然理解できなかった。聡明なさくらさんがふしだらな言葉をドンドン口にする。
「な……なに……何が起きているの?」
「性奴隷である私には服なんか要らないです。皆さんを慰安するのが私の使命」
「冒険スピリッツはどうしたんですか!」
 その言葉が不意に口をついた、でも忘れていたのは菜月も同じだった。豚の子を産まされ……
 育てるために胸を大きくされてミルクがいっぱい出るように改造された。
 いつしか従順に言われたままに行動して、全てを諦めていた。
「ふん、菜月よく見ていなさい」
 さくらさんは事もあろうに、脱ぎ捨てたジャケットめがけて立ったまま、おしっこをかけた。
「あははははは……気持ち良いわ!」
「な……」