「終わった……の?」
 いつもスマイルが信条の早輝だが、今回ばかりはスマイルではない。
「もう……これでウチに出来ることは……もう……」
 地面に膝を付けたまま不安の表情をしているのは花織ことは。
「ペギーさん……」
「これで平和が訪れた。……これでいいのよね。アカレッド……」
 元敏腕麻薬捜査員でも動揺が隠せない。
 カレン水木の声かけに、モモレンジャーことペギー松山は、自分に納得するように言葉を紡ぐ。
 変身する力を、全ての戦士が失ってしまったのだ……
 そして……一時の平和とともにスーパー戦隊は消え、その戦いは「レジェンド大戦」と呼ばれた。