祖母から侍の跡取りになる為の稽古を終業し、志葉家からの召集が来るまで茉子は保育幼稚園で保母のアルバイトに勤める事になった。
「茉子先生~ちんこ洗えたよぉ」
「良く出来ました?え?」
 園児の口から出た『ちんこ』という単語に一瞬戸惑ってしまう。
 これぐらいの年頃だと当たり前の言葉は当たり前かもしれない、だけど教育上好ましい単語ではないのは確かだ……。
 幼い頃から侍として普通の生活を許されなかった茉子は保育園児がどの程度の性単語を口にするのが健全なのか分からない……。