「やはり茉子も連れて来られたのか」
「姫様……」
会場にはすでに姫様の姿もあった……。
「年に一度の品評会以来だな」
第1回の開催以降、毎年行なわれている品評会……チーズやミルクのランクは毎年変わる。
母体の健康管理をしっかりした所が上位に食い込むという単純な物ではなく、人畜によっては過酷な環境にいるほどうま味が増すように調教したりなど担当者によってそれぞれアプローチも違う……凌辱者達は皆当然のように女性を人畜にして生産品で競いあっていた。
「あちこちにゴーミンさんがいる様なんですが?」
ゴーミンさん達は塵民消失事件によって全員行方不明になっており、残されている各破壊組織の戦闘員がザンギャックTVの運営をしているはず……。
「着ぐるみだそうじゃ、この手のイベントの仕切りはいつもそうだったからと、名誉市民以外のケーブルTVを登録しておる者たちへの配慮とか申しておったぞ」
「私達への配慮は無いのに……」
彼らにとって私達は人ではなく牝奴隷というモノとして見られている事を痛感する。
「あちらからも来たぞ」
姫様が向いている方向に視線を合わせると、高らかな実況と共に同じように人畜として登録されてしまっている戦隊の先輩後輩達が続々と会場に集められている。 |