「私だって……! 同じ人間なんですよ!? どうしてこんなっ……んぁっ!❤」
 訴えている最中にも関わらず衛生局の人達が茉子の尻をまじまじとチェックしていた。
「いえ、あなたはれっきとした人畜だ、何を言おうとそれは揺るがない」
 アッサリと冷たく返された。
「外で病気やウイルスにかかっていると面倒だ、長くてもかまいませんのでしっかりとお願いします」
 衛生局の役員達による茉子の母体の隅々まで入念な検査が行われ始めた。