「分かった、脱ぐわ……」
『『茉子ちゃん!』』『茉子さんっ!』
みくさん、アイム、小梅さんの引き留める声が牛小屋に響く。
「皆さんの気持ちも分かります、でも……もしこの場で私とエリが逃げ出してステージをクリアしてもルール違反や不正として扱われて慰安婦からの解放という条件が無くなってしまう可能性を避けたいんです……!」
そう、主導権はデスガリアンやザンギャック側にある……迂闊な行動はできない。
「避けたいんです……」
やっと、自分でも納得できる言葉に辿り着いたのだった。