「すみません園長先生、また急用が入ってしまって……」
「構わないよ茉子先生、君の事情は重々承知だからね。何をしているのかは知らないが君達のおかげで園児達も平和な生活ができるのだから」
 園長先生は相変わらずの優しい表情と柔和な声で送り出してくれる。
「茉子せんせー! いってらっしゃーい!」
「また明日もあそぼうねぇー!」
 園児達も変わらない元気と無邪気さで返事してくれる、時々この純粋さに苦しめられるような夢を見るがきっと疲れているのだろう。
 そんな事を考えながら髪を結ぶ。