「流石はシンケンピンクだ」
戦闘兵は代々伝わる茉子の使命を知っていた。
「な……」
「だが、まだショドウフォンを受け取ってはいないだろう?」
何もかもを知ってここに来ているのか、殿さまからの招集が無ければ……
「さて、子供の命を人質にとらせてもらおうかな?」
「何をする気なの!」
「白石茉子が言う事を聞く限り危害は加えないさ」
このような暴力を行う相手の言いなりになっても、その約束が守られる保証はない。
「分かったわ……」