『『『わーい!!! 茉子せんせーい!!!』』』
 園長先生のお言葉に甘えて子供達と最後になるかも知れない貴重な時間を過ごす、園庭に出た瞬間に園児達はすぐにかけよってくれる。
「みんな変わらず元気だね〜! 先生も元気出ちゃうな」
 園児達の無邪気な表情と、元気な声に勇気づけられた、両親に置いていかれ厳格な祖母と侍としての鍛錬を積まされ続けた幼少期の心の傷も心なしか少しずつながらもマシになっている気もした。
 これからシンケンピンクとして死と隣り合わせである外道衆との戦いに臨んでいく……だがそれは子供達の未来を守る事にも繋がるのだから。