「そのパッツン前髪も似合ってるじゃねぇか!」
 ゴーミンが現れたのは、突然居なくなってしまったことはを探している時だった。
 いきなり現れ前髪を褒められるが嬉しくはない、何を目的に……何を考えて褒めたのか……実際は単純な理由かもしれないが茉子には不気味に感じた。
「いきなり何よ……!」
「言っただろ? 定期的に母乳搾りに来るって、子供達も『先生のミルク飲みたぁ〜い!』ってぼやいてたぜぇ?」
 早くことはを探しに行きたいが本人達は自覚は無いままに子供達が人質に取られている様なものだ……従う以外の選択肢はない……。
「いまは、手が離せないの……後で、行くから」