2人目、3人目と続々と産まれる赤子ナナシ達は産声をあげる。
「っ……!!!❤❤❤」
今すぐに悲鳴をあげたい程のショック、だが花嫁救出作戦を台無しにするわけにはいかず必死に溢れそうな悲鳴を押し堪える……。
自分から怪物が産まれたという悲劇、それでも愛したいと思ってしまう母性……その板挟みに苦しむ。
一通り出産を終わらした後は休む暇も与えられず薄皮太夫の元へ連れていかれたのだった。