「大丈夫かな……」
 ゴーミンにリードを引かれて、そのまま保育幼稚園に帰る。
「仲間にあえて、すこし元気になったか?」
「え?」
「図星か、まったく人間と言う奴はしぶとい生き物だな」
 茉子は自分の心が理解できていなかったらしい。
 喜んでいるのか……
 ことはが無事だったこと、レジェンド大戦のあと会っていなかったメンバーも酷い事されていたけど無事だった事。
「私が人間……なのか」
「人間性と言うものは、その精神に宿るらしいぞ」
 ゴーミンがもっともらしい事を言うものだ。
「宇宙では身体のほとんどを機械に置き換えているものも存在するからな、ましてや姿形なら星ごとにまるで違うものだ」
「私が小さいことを気にしていると?」
「些細なことだろ、ザンギャックの行動隊長のほとんどは生来の姿だぞ、つまり……」
「宇宙の生命は多種多様でどんな生き物でも人間だと……」
「そう言うことだ」
 何故か、犬のように惹かれ全裸で街中を歩きながら……
 そのリードをもつ存在に勇気付けられるという不思議な経験をしてしまった。