「これを入れると、一気に子供が成長します」
「……」
 茉子の膣内に挿入されるアンプル。
 その違和感を毎度払拭できないでいる。
「宇宙では、子供をずっと抱えて生きて行くには過酷な状況が多いためにザンギャック帝国で開発された薬なんだよ」
 素直に聞いている子供達が何を考えているのか、不安で仕方がない。
「こんな行為は……普通じゃないのよ」
「知ってるよ茉子先生」
「大丈夫だよ」
 いつもの笑顔だった。
「茉子先生みたいな変態にだけ使うんだよね!」