「そ、そんな事ないわ! 私はちゃんと……」
「そっかなぁ? 大切な母親を仲間に預けた、そうすれば自分が最後の残されても母を助けられる、そう考えたんじゃない?」
 ペギーさんの言うとおりだった、だから一番信用できることはに頼んだのだから。
「わかりますよ、今までの生活ですら自分だけが犠牲になってればとか考えちゃうんじゃないです、自分の所為だからとか……私も同じなんでわかります……」
「つかさちゃんも自己犠牲したがるから、困るのよねぇ」
「だって、横沢があんな風になってしまった時、一番側にいたのは私なのに……あいつに物として扱われるのは、私の罪に対する罰なんだから……」
 コツンッっと、つかさちゃんがペギーさんに頭を小突かれる。
「言わないの……さて、行くわよ茉子ちゃん、ここ犠牲になんかなってたら助けられる人を助けられないわよ!」