「私一人いれば、良いんじゃないの? 母さんはやめてあげてよぉ」
「もう遅い」
背後でゴーミンが恭子のお尻の穴にミルクを注入する管を取り付けている。
「さあ、みんな今日から牛が二頭になったよ」
「本当だ!」
「みんなでお世話出来るかな?」
「「はぁい!」」
「こういう事だからよ」
つまりは、当番が回ってくるまで茉子一人じゃ長すぎると子供達からの訴えがあったと、笑いながらゴーミンは答えた。